후리가나로 읽는 일본 고전
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かいていとし
海底都市
海野 十三
海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면
急に富士山麓へ来たような気持ちになる。あまり高くない奏楽が聞こえていて、気持はいよいよしずかになる。そこで二分間ばかり待たされていると、「どうぞ、こちらへ」という声がして奥へ通ずる扉を自動的に開かれる。そこで私たちは奥へぞろぞろ入って行く。
「タクマ君。僕たちはなぜ待たされたんだい。やっぱり食卓の用意をととのえるためかい」と、僕は少年にきいた。
すると少年は、頭を横にふってそれから僕の耳へそっと囁いた。
「違いますよ。あそこで僕たちは消毒をされたんです。外から入って来た者は、どんなばい菌を身体につけているか分りませんから、それでガスで消毒したんです。もうきれいになりました。服も手も足も口の中も、十分に殺菌されましたから、ご安心なさい」
「ははん、そうかね」
僕は、感心してしまった。
ところが、今僕がタクマ少年と歩いている廊下なんだが、それがいやに長い。その廊下はどこまでもぐるぐる廻って長く続いている。廊下の壁紙の模様は、蔦の葉や紅葉や松などに変っていくが、しかし至極単調である。照明も、あまり明るくない間接照明だ。ゆるやかな音が聞えてくることは、前の円形の部屋と同じだ。