후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじんべっそう
海神別荘
泉 鏡花
泉 鏡花의 海神別荘(かいじんべっそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,689자 · 46화면
公子 (軽く頷く)可、何にしろすこしばかりの事を、別に知らせるには及ばんのに。
僧都 いやいや、鱗一枚、一草の空貝とは申せ、僧都が承りました上は、活達なる若様、かような事はお気煩かしゅうおいでなさりましょうなれども、老のしょうがに、お耳に入れねばなりませぬ。お腰元衆もお執成。(五人の侍女に目遣す)平にお聞取りを願わしゅう。
侍女三 若様、お座へ。
公子 (顧みて)椅子をこちらへ。
侍女三、四、両人して白き枝珊瑚の椅子を捧げ、床の端近に据う。大隋円形の白き琅の、沈みたる光沢を帯べる卓子、上段の中央にあり。枝のままなる見事なる珊瑚の椅子、紅白二脚、紅きは花のごとく、白きは霞のごときを、相対して置く。侍女等が捧出でて位置を変えて据えたるは、その白き方一脚なり。
僧都 真鯛大小八千枚。鰤、鮪、ともに二万疋。鰹、真那鰹、各一万本。大比目魚五千枚。鱚、魴、鯒、身魚、目張魚、藻魚、合せて七百籠。若布のその幅六丈、長さ十五尋のもの、百枚一巻九千連。鮟鱇五十袋。虎河豚一頭。大の鮹一番。さて、別にまた、月の灘の桃色の枝珊瑚一株、丈八尺。(この分、手にて仕方す)周囲三抱の分にござりまして。