일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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りんらくのこうじょのおぼえがき

淪落の皇女の覚書

久生 十蘭

久生 十蘭의 淪落の皇女の覚書(りんらくのこうじょのおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,649자 · 56화면

아오조라 문고

ニコラスはルヴォフ公を首相とする会議制の臨時政府をつくって一時を糊塗しようとしたが、その甲斐もなくアレクシェフ公とルゥスキイ公から退位を迫られる破目になった。ロシア皇帝は国民の神で、貴族でも大官でも行政命令一つでシベリヤの涯まで追いやることができ、ときたま建言をしたり、苦情をいったりすることはあっても、拒否権を行使するようなことはただの一度もなかった。ニコラスは時局のあまりの斬新さに圧倒され、皇太子アレクシスに皇位を継承させる留保条件つきで呆然と退位を承認したが、膝関節の悪性出血で、満足に歩くことも出来ない看護婦付の皇帝などどうなるものでもなく、あっさり否定されてしまった。ニコラスは曠欠を恐れて叔父のニコライ大公に譲位しようとしたが、大公は議会の承認を経ない皇位などは受けられぬとはねつけたので、露国皇帝の指定席を明けたまま退位承認書に署名しなければならなくなった。

ロマノフ一族はツァルスコイエ・セロの離宮に移され、五月十五日、ピーター・パウル要塞内で執行されたペテルブルグ労兵代表会議の査問会にひきだされて人民裁判の審判を受けた。ソヴエトはニコラス・ロマノフが無残酷烈な専制政治によってロシアの国民に加えた殺戮と苛逆の事実を数えあげ、ニコラス一族にたいして終身懲治制を要求した。