일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しぶやけのしそ

渋谷家の始祖

宮本 百合子

宮本 百合子의 渋谷家の始祖(しぶやけのしそ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,023자 · 133화면

아오조라 문고

が、この予期しない発言の仕方で、正隆は、我知らず、おや変だな、と思わずにはいられなくなった。どこか、彼の思っていたものとは調子が違う。何をこれから云い出すのだろう。

漠然とした不吉の予覚が、心臓をそろそろと堅くしそうになった正隆の面前で、平常の態度に返った課長は「ところで……」と云いながら身を正した。

ところで……? 正隆は、思わず喉をゴクリと云わせた。

「ところで……あの結果ですが――。種々委員とも評議の結果、結局どうも、貴方にはお気の毒だが、真田君の方が定りそうな工合です。勿論、貴方が不出来だったという訳ではない、いや、寧ろ、お骨折で、却って立派に出来てはいる位なのだが――どうも、君も知っている通り、こういうことには種々の都合があるのでね。まあ、今の塩梅では真田君に行って貰うようになるらしいから、それを一寸、前もってお知らせした方が好いと思ったのです」

そう云い終って、また頬杖を突いた課長を凝視しながら、正隆は、思わず自分の耳を疑った。真田が行く……? 真田と――。変だな、そんなことは不可能だ、第一あんな学問もない男が――何かの間違いだろう……。