일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こんとんみぶん

渾沌未分

岡本 かの子

岡本 かの子의 渾沌未分(こんとんみぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,232자 · 33화면

아오조라 문고

月が、日本橋通りの高層建築の上へかかる時分、貝原は今夜は珍らしく新川河岸の堀に臨む料理屋へ小初を連れ込んだ。

「待合?」

小初は堅気な料理屋と知っていて、わざと呆けて貝原に訊いた。貝原は何の衝動も見せず

「そんなところへ、若い女の先生を連れて来はしません」と云った。

「でも、いま時分、こんなに遅く、いいのかしらん」

「なに、ちっとばかり、資金を廻してある家なので、自由が利くんです」

涼しい食物の皿が五つ六つ並んで、腹の減った小初が遠慮なく箸を上げていると、貝原はビールの小壜を大事そうに飲んでいる。ぽつぽつ父親の噂を始めた。

「どうも、うちの老先生のようじゃ、とても身上の持ち直しは覚束ないですねえ。事業というものは片っぽうで先走った思い付きを引締めて、片っぽうはひとところへ噛り付きたがる不精な考えを時勢に遅れないように掻き立てて行く。ここのところがちょっとしたこつです。ところが、老先生にはこの両方の極端のところだけあって、中辺のじっくりした考えが生れ付き抜けていなさる。これじゃ網のまん中に穴があるようなもので、利というものは素通りでさ」貝原は、父親には、反感を持っていないようなものの、何の興味もないらしい口調だった。