일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

ところがつい隣の室でしきりに音楽をやっている。今見た美人のいる所とはつい三間とは離れていない。実に矛盾な感じである。

余は二歩ばかり洋卓を遠退いて、次の室の入口を覗いて見た。そうしてまた驚いた。向の壁に倚添えて一脚の机を置いて、その右に一人の男が腰をかけている。その左に女が三人立っている。その前には十二三の少女が男の方を向いて立ている。少し離れて室の入口には盲目が床几に腰をかけている。調子の高い胡弓と歌の声はこの一団から出るのである。歌の意味も節も分らない余の耳にはこの音楽が一種異様に凄じい響を伝えた。机の右にいる男が、右の手に筮竹のような物を持って、時々机の上を敲くと同時に左の掌に八橋と云う菓子に似た竹の片を二つ入れて、それをかちかちと打合せながら、歌の調子を取る。趣向はスペインの女の用いるカスタネットに似ているが、その男の顔を見ると、アルハンブラの昔を思い出すどころではない。蒼黒く土気づいた色を、一心不乱に少女の頭の上に乗しかけるように翳して、腸を絞るほど恐ろしい声を出す。少女はまた瞬きもせず、この男の方を見つめて、細い咽喉を合している。それが怖い魔物に魅入られて身動きのできない様子としか受取れない。