후리가나로 읽는 일본 고전
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まんかんところどころ
満韓ところどころ
夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면
驚いた事はまだある。湯から帰りがけに入口の大広間を通り抜けて、自分の室へ行こうとすると、そこに見慣れない女がいた。どこから来たものか分らないが、紫の袴を穿いて、深い靴を鳴らして、その辺を往ったり来たりする様子が、どうしても学校の教師か、女生徒である。東京でこそ外へさえ出れば、向うから眼の中へ飛び込んでくる図だが、渺茫たる草原のいずくを物色したって、斯様な文采は眸に落ちるべきはずでない。余はむしろ怪しい趣をもって、この女の姿をしばらく見つめていた。
室に帰ってまた寝た。眼が覚めると窓の外で虫の声がする。淋しくなったから、西洋間へ出て、長椅子の上に腰をかけて、謡をうたった。無論出鱈目である。そこへ下女が来た。先刻の女の事を聞いたら、何でも宅で知ってる人なんでしょうと云っただけで、ちっとも要領を得ない。昨夕飯を済まして煙草を呑んでいると急に広間の方で、オルガンを弾く音がしたが、あの女がやったんじゃないかと聞くと、いいえ昨夕のは宅の下女ですと云う。この原のなかに、それほどハイカラな下女がいようとは思いがけなかった。先刻の袴はもう帰ったそうである。
余は一人長椅子の上に坐った。