일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たきぐち

滝口

山本 周五郎

山本 周五郎의 滝口(たきぐち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,815자 · 99화면

아오조라 문고

と安宅が云った。

「お酌してちょうだい」おりうは盃を安宅のほうへ差出した、「――あたし六つぐらいのとき、お勝手でぬすみ酒をしたことがあるの、おじいさんの取って置きだったんだけれど、おいしかったわ」

いや、ほかに云うことはなかった、と安宅は思った。尼になっているさえに向かって、あのほかになにを云うことがあろう。昔の誤解を詫びても取返しはつかないし、慰めを云うのもそらぞらしい。やはり、弟に二人めの子供が生れたことを、祝うよりしかたがなかったであろう。それにしても、さえの目鼻だちはあのころと少しも変ってはいなかったな、と安宅は思った。

「そのひと芳村伊織っていうの」とおりうは話していた、「――三河以来の旗本で、代々八百石のお家柄なんですって」

「二千石じゃあないのか」

「やっぱり噂を聞いてらしったのね」

「二千石となるとね」安宅は酌をしてやりながら云った、「この藩では城代家老でさえ千石が欠けるからな」

「話を聞くのがおいやなんですか」

「べつに」と云って彼は片手をあげた、「話したいのなら聞きますよ」

おりうは打つまねをした。

彼女は男運が悪かったと云った。家は江戸の木場で小さな材木屋をやっていた。