후리가나로 읽는 일본 고전
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たきぐち
滝口
山本 周五郎
山本 周五郎의 滝口(たきぐち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,815자 · 99화면
外はすっかり昏れてしまい、冰りかけた雪の道はあるきにくかった。どこへゆくんだときくと、衣笠がいいんだろう、と畠中が問い返し、今日は褒美が出たんだと、ふところを叩いてみせた。
「だめだ」安宅は手を振った、「今日は料理人がみな城代の屋敷へ雇われて、あの店は休んでる筈だ」
「では兼しげにするか」
「食うのも飲むのも今夜はもう飽きた、うちへいって茶にしよう」
残念だな、せっかく軍資金があるというのに、畠中はそう云ったが、おとなしく安宅についてあるきながら、旅の途中の宿で、女客が他の客の座敷へ忍びこみ、金を盗もうとしたのがみつかって、夜なかに大騒ぎをした、などという話をした。病気の亭主を抱えた旅先で、宿賃も溜っていたし、薬礼が払えないために医者も来てくれなくなったからだと、その女は泣いて詫びたそうである。
「まだ若いきれいな女だったがね」
「あとはどうなった」
「主人が客座敷をまわって心付を集めた」と畠中が云った、「親切なあるじだったが、客の一人が女の素姓を知っていた、女は亭主と組んでそれをしょうばいにしているんだそうだ、結局、集めた心付は客に返し、女と亭主は追いだされてしまった」