후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうねん
潤一郎ラビリンスI――初期短編集
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 潤一郎ラビリンスI――初期短編集(しょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,319자 · 84화면
私も其の真似をして裾を引っ張ると、信一の足の裏は、狆と同じように頬を蹈んだり額を撫でたりしてくれたが、眼球の上を踵で押された時と、土蹈まずで唇を塞がれた時は少し苦しかった。
そんな事をして、其の日も夕方まで遊んで帰ったが、明くる日からは毎日のように塙の家を訪ね、いつも授業を終えるのが待ち遠しい位になって、明けても暮れても信一や光子の顔は頭の中を去らなかった。漸く馴れるに随って信一の我が儘は益※(二の字点、1-2-22)つのり、私も全く仙吉同様に手下にされ、遊べば必ず打たれたり縛られたりする。おかしな事にはあの強情な姉までが、狐退治以来すっかり降参して、信一ばかりか私や仙吉にも逆うような事はなく、時々三人の側へやって来ては、
「狐ごっこをしないか」
などゝ、却っていじめられるのを喜ぶような素振りさえ見え出した。
信一は日曜の度毎に浅草や人形町の玩具屋へ行って鎧刀を買って来ては、早速其れを振り廻すので、光子も私も仙吉も体に痣の絶えた時はない。追い/\と芝居の種も盡きて来て、例の物置小屋だの湯殿だの裏庭の方を舞台に、いろ/\の趣向を凝らしては乱暴な遊びに耽った。