일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しょうねん

潤一郎ラビリンスI――初期短編集

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 潤一郎ラビリンスI――初期短編集(しょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,319자 · 84화면

아오조라 문고

成る程其の日は何か内にお祭でもあるらしく、陽気な馬鹿囃しの太鼓の音が塀の外に洩れ、開け放された横町の裏木戸からは此の界隈に住む貧乏人の子供達が多勢ぞろ/\庭内に這入って行く。私は表門の番人の部屋へ行って信一を呼んで貰おうかとも思ったが、何となく恐ろしい気がしたので、其の子供達と同じように裏木戸の潜りを抜けて構えの中へ這入った。

何と云う大きな屋敷だろう。こう思って私は瓢箪形をした池の汀の芝生に彳んでひろい/\庭の中を見廻した。周延が描いた千代田の大奥と云う三枚続きの絵にあるような遣り水、築山、雪見燈籠、瀬戸物の鶴、洗い石などがお誂い向きに配置されて、一つの大きな伽藍石から小さい飛び石が幾個も幾個も長く続き、遥か向うに御殿のような座敷が見えている。彼処に信一が居るのかと思うと、もうとても今日は会えないような気がした。

多勢の子供達は毛氈のような青草の上を蹈んで、のどかな暖かい日の下に遊んで居る。見ると綺麗に飾られた庭の片隅の稲荷の祠から裏の木戸口まで一間置き位に地口の行燈が列び、接待の甘酒だのおでんだの汁粉だのゝ屋台が処々に設けられて、餘興のお神楽や子供角力のまわりには真っ黒に人が集まっている。