후리가나로 읽는 일본 고전
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かやくせん
火薬船
海野 十三
海野 十三의 火薬船(かやくせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 61,552자 · 124화면
おお平靖号
「あっ、あの船は!」
と、竹見がさけんだのも道理であった。スクリーンのうえに、とつぜん現れた汽船は、これぞ竹見が先に乗組んでいた仮装中国貨物船の平靖号であったではないか。
そのとき、竹見の背後で、船長ノルマンの、ふふふふと、うすわらいをするこえが聞えた。
「船長さん。いまうつっているのは平靖号だが、いつ撮影したんですか」
と竹見は、たずねた。
「まあ、しずかにして、もっと先を見ているがいい」
船長のこえは意地悪い調子をおびていた。
映写機はことこととおとをたて、フィルムをくりだす。竹見は、だんだん目を大きく見開いて、画面にすいつけられたようになっている。
画面の平靖号は、かなり大きくうつっていた。船長が、ほとんど画面の全部をうずめているくらいの大きさだ。どうやら、これは倍率の大きい望遠レンズのついた器械でうつしたものらしい。
そのとき、竹見がふと気がついたのは、平靖号の船腹に、一隻のボートが、大きくゆれながら、繋留していることだった。そのボートには、不似合いな大きなはたが、はためいていた。
(おお、あれは軍艦旗のようだ!)
竹見は、どきんとした。