후리가나로 읽는 일본 고전
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とうみょうのまき
灯明之巻
泉 鏡花
泉 鏡花의 灯明之巻(とうみょうのまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,444자 · 47화면
いわんや、銑吉のごとき、お月掛なみの氏子をや。
その志を、あわれむ男が、いくらか思を通わせてやろうという気で。……
「小県の惚れ方は大変だよ。」
「…………」
「嬉しいだろう。」
「ええ。」
目で、ツンと澄まして、うけ口をちょっとしめて、莞爾……
「嬉しいですわ。」
しかも、銑吉が同座で居た。
余計な事だが――一説がある。お誓はうまれが東京だというのに「嬉しいですわ。」は、おかしい。この言葉づかいは、銀座あるきの紳士、学生、もっぱら映画の弁士などが、わざと粋がって「避暑に行ったです。」「アルプスへ上るです。」と使用するが、元来は訛である。恋われて――いやな言葉づかいだが――挨拶をするのに、「嬉しいですわ。」は、嬉しくない、と言うのである。
紳士、学生、あえて映画の弁士とは限らない。梅水の主人は趣味が遍く、客が八方に広いから、多方面の芸術家、画家、彫刻家、医、文、法、理工の学士、博士、俳優、いずれの道にも、知名の人物が少くない。揃った事は、婦人科、小児科、歯科もある。申しおくれました、作家、劇作家も勿論ある。そこで、この面々が、年齢の老若にかかわらず、東京ばかりではない。