후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくだんたいへいき
爆弾太平記
夢野 久作
夢野 久作의 爆弾太平記(ばくだんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,653자 · 98화면
友太郎はその時分まで、南浜鉄工所に出て、発動機の修繕工を遣る傍ら、大学の講義録を取って勉強していたもんだが、それでも櫓柄を握らしたらそこいらの船頭は敵わなかった。よく吾輩の釣のお供を申付けて見せびらかしていた位だったからね。
そこでこの二人を連れて、釜山公会堂に引返して、判事や検事連に紹介したが見覚えている者は一人も居なかった。……断っておくが友吉おやじは、再生以来スッカリ天窓が禿げ上ってムクムク肥っていた上に、ゴマ塩の山羊髯を生やしていたものだから、昔の面影はアトカタも無かったのだ。又忰の友太郎も十二の年から八年も経っていたのだから釜山署で泣いた顔なぞ記憶している奴が居よう筈はない。そこで釜山署に押収しておった不正ダイナマイトを十本ばかり受取った友吉親子は早速準備に取りかかる。吾輩も、午後の講演をやめて明日の実地講演の腹案にかかった。……先ずドンを実演させて、捕った魚の被害状態をそれぞれ程度分けにして見せる。これは魚市場から間接にドン犯人を検挙するために必要欠くべからざる智識なんだ。それから爆薬製作の実地見学という、つまり逆の順序プログラムだったが、実をいうと吾輩もドン漁業の実際を見るのは、生れて初めてだったから、細かいプログラムは作れない。