후리가나로 읽는 일본 고전
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はちゅうかんじけん
爬虫館事件
海野 十三
海野 十三의 爬虫館事件(はちゅうかんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,914자 · 38화면
其処はいとも奇妙な広い部屋だった。竪長の三十坪ほどもあろうという、ぶちぬきの一室だったが、縦に二等分し、一方には白ペンキを盛んに使った卓子や書棚や、書類函や、それから手術台のようなもの、硝子戸の入った薬品棚、標本棚、外科器械棚などが如何にも贅沢に並び、其他、人間が入れそうなタンクのような訳のわからぬ装置が二つも三つも置かれてあった。窓は上の方に小さく、天井には水銀灯をつかった照明灯が、気味の悪い青白光を投げかけていた。床の一ヶ所を開けて地下に潜んでいる園丁の一団があったが、それは話のあった捜索隊に違いなかった。室の一隅には警視庁の制服警官が二人ほどキラキラする眼を光らせていた。
他の縦半分には頑丈な檻があって、その中に見るも恐ろしい大ニシキヘビが七頭、死んだようになって勝手な場所を占領していた。帆村は檻に掴まると、端の蟒から一頭一頭、腹の大きさを見ていった。しかしどうやらどの蛇も思いあたるような大きな腹をしたのは居なかった。しかしバラバラの死体を呑んだとして、犯行が三十日の正午近くと仮定し今日は二日の午後であるから二日過ぎとすると、この間に蟒の腹は目立たぬ程に小さくなったのではあるまいか。