후리가나로 읽는 일본 고전
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ろうごくのはんにち
牢獄の半日
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 牢獄の半日(ろうごくのはんにち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,671자 · 16화면
監獄で考えるほど、もちろん、世の中は、いいものでもないし、また娑婆へ出て考えるほど、もちろん、監獄は「楽に食えていいところ」でもない。一口に言えば、社会という監獄の中の、刑務所という小さい監獄です。
二
私は面接室へ行った。
ブリキ屋の山田君と、嬶と、子供とが来ていた。
――地震の時、事務所の看守長は、皆庭へ飛び出して避難したよ。
ブリキ屋君が報告した。
――はたして。と私は言った。
つまり、私たちが、いくら暴れても怒鳴っても、文句を言いに来なかったはずだ。誰も獄舎には居なかったんだ。
あれで獄舎が壊れる。何百人かの被告は、ペシャンコになる。食糧がそれだけ助かる。警察の手がいらなくなる。それで世の中が平和になる。安穏になる。うまいもんだ。
チベットには、月を追っかけて、断崖から落っこって死んだ人間がある。ということを聞いた。
日本では、囚人や社会主義者、無政府主義者を、地震に委せるんだね。地震で時の流れを押し止めるんだ。
ジャッガーノート!
赤ん坊の手を捻るのは、造作もねえこった。お前は一人前の大人だ。な、おまけに高利で貸した血の出るような金で、食い肥った立派な人だ。