후리가나로 읽는 일본 고전
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こぶ
犬田卯短編集 一
犬田 卯
犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면
「どうしやがったんだい、みんな。」
剛張った両腕をぶん廻しながら事務室へ行ってのぞき込むと、書記は面倒くさそうに刷り上った幾枚もの紙を揃えて、さらに何かペンで数字を訂正している。
「何だか、それ――」
ふふん……と笑っているのを取り上げて見ると、何とそれは、今日討議さるべき予算案ではないか。
「ほう……どれ、揃ったら一部見せろ。――早くみんな来ねえかな。重大な今日の会議をいったい何と思っているのかな。」
「昨夜、みんな遅かったようだから、今日はどうかな――」
書記は相変らずにやにや笑っている。
「昨夜……? 昨夜、連中、何かあったのか。」
「瘤の家で……みんなで大体、これ下ごしらえしたんだ、下ごしらえといっても、もうこれで決ったようなもんだっぺ……」
「へえ……」と田辺は眼を剥いた。むかむかと横腹のところがもり上った。
そこへ自分と同じくこんど上った新米議員の半田房之助がのこのこやって来た。炉の前へ近づくのを待ちかねて、
「おい、君は何かい、昨夜か、一昨夜か知らねえが、こぶの家へ集まったか。」
「ひまちにか――」
「何か知らねえが、予算会議はこぶの私邸であったらしい。