후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
夢野 久作의 狂歌師赤猪口兵衛(きょうかしあかちょこべえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,418자 · 79화면
犬が啣えて行ったか、惜しい事したと思うておったが、アンタの方がよっぽど人が悪い……それからどうしなさった……」
「アハハ。それから先がちょっとお話されんたい。野西を落すことは、たしかに落いたが……」
「聞かんでもアラカタわかっとる。野西を跟けて国境いまで送んなさったろう」
「図星図星。そこまで察していんなさるなら言おう。実は直ぐにも野西の宿の鶴巻屋に踏ん込もうかと思うたが、身分は軽うても野西は大公儀の役人。筑前領で手をかけては面倒になるし、又、油断もしおるまいと思うたけに、思い切って豊後と筑前境いの夜明の峠道で待ち受けたわい」
「成る程なあ。あそこは追剥強盗が名物じゃけに仕事には持って来いじゃろう。しかし都合よう遣って来たかな野西が……」
「ちょうど真昼のような月夜じゃったけに、こっちは処の猟師の姿に化けて錆びた火縄砲を一梃荷いでおったが、向うから覆面の野西がタッタ一人でスタスタと小急ぎに近付いて来たけに、こっちも身構えをして行くと『コレコレ、百姓百姓』と用あり気に向うから呼び止めながら近寄って来るなり、スレ違いざまに抜討ちに斬り付けおった」
「ホオ。斬り付けた」