일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きつねび

狐火

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 狐火(きつねび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,594자 · 11화면

아오조라 문고

警察の方では、何かしら犯罪の片鱗というようなものを、彼から嗅ぎ出そうとしていた。そして事件は、片田舎特有の緩慢さで調べられていった。遠くの大きな町から、少しの微笑も見せない厳めしい顔付の役人が、書記を連れてやって来たりした。

そして二週間ばかりして、漸く彼は一応放免された。その間に、病中だった彼の老母は死んでいた。

三

警察署から戻って来て、のっぽの三公は暫くぼんやりしていたが、やがてまた荷馬車屋の仕事をやらなければならなかった。女房と子供とを抱えていて貧乏で酒飲みな彼は、遊んでいるわけにはゆかなかった。そして材木や穀類などの運送の荷は、部落といってもよいその小さな町にも、もう可なりたまっていた。

彼は不在中の老母の死を、さほど悲しみはしなかった。と云うよりも寧ろ、長い間病気で寝てた老母の死を悲しむ余裕が、余り残されなかったほど、彼は意外な驚きを他の方面に感じたのだった。

彼は先ず、平兵衛の家へ線香を持って、平吉の仏を拝みにいった。すると、彼が詫言を云わない先に、平兵衛の方からいろいろ云い訳を初めた。平吉がああなるのも前の世からの約束だったに違いない、こちらは何とも思ってはしないから、前々通り懇意にして貰いたい、全くお前さんの方に罪はない、罪があろうとは誰も思ってやしない……などと口説き立て