일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きつね

狐

山本 周五郎

山本 周五郎의 狐(きつね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,471자 · 17화면

아오조라 문고

乙次郎の眼はいつもと違ってするどい光を帯びていた、かれは自分の燧袋をさぐりながらきっぱりとした調子で云った、「もしなにかあったら提燈を振ります、そのときはすぐ手をかしに来てください」そして天守へ戻っていった。

雨はざんざんと降っていた、どこか樋の損じているところがあるとみえて、櫓の横のほうで溢れ落ちる雨水の音がひときわ高くきこえている。番士たちは今夜にかぎって乙次郎のようすがひどく緊張していたのと、あまりにはげしい雨とに圧倒され、みんなかたく膝を寄せてひっそりと窓のほうをみまもっていた。……まえにも記したように、櫓の南窓からはたいてい暗い夜でも天守がみえた、しかしどしゃ降りではだめだった、それと思えるかたちもみえなかった。

「そろそろここのつではないかな」

誰かがそうつぶやいたとき、隠居曲輪の時の鐘がやっと十時をうちだした、

「なんだ、まだそんな時刻だったのか」

みんながっかりしたような顔をした。茶でも淹れかえようかと云いながら、若い番士のひとりが立ちあがった。立ちあがった彼はなんの気なしに窓のそとを見た、すると闇のかなた、かなり高いところに赤い火のたまがゆれていた。