일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおかみのかい

狼の怪

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 狼の怪(おおかみのかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,063자 · 10화면

아오조라 문고

「まあ、こんな処に、何をしていらっしゃるのです」と不意に女の声がした。

章は矢筒を持ったなりに振り返った。二十七八に見える背の高い女が来て立っていた。

「ここでこの方にお目にかかってね」若い女は急に笑いだして、そして言った。「それでね」

「お目にかかってどうしました、また何か、悪戯をなされたではありませんか」

若い女は笑って何も言わない。

「何かまたきっと悪戯をなされたでしょう」

「ほんとうは悪戯したのよ、この方が睡っていらっしゃるから、咽喉の辺をさすったのよ」

若い女はまた笑いだした。

「そうでございましょう、ほんとに貴女は、悪戯ばかしして困りますよ」

背の高い女はこう言って章の方を向いて、

「お嬢さんは、まだねんねえでございますから、ほんとうにすみません」

「いや、どういたしまして、私は獣でも来て嘗めたと思いましたから、払い除ける拍子に、何か手端に触りましたから、一生懸命に掴んで見ますと、それがお嬢さんの手でした、私こそ寝ぼけてて、お嬢さんを甚い目に遭わして、お気の毒ですよ」

章は若い女の方を見て笑った。

「どういたしまして、ほんとにお嬢さんは、ねんねえで困ります」