후리가나로 읽는 일본 고전
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ねこといろのしこう
猫と色の嗜好
石田 孫太郎
石田 孫太郎의 猫と色の嗜好(ねこといろのしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,958자 · 4화면
聞く所によれば野蛮人は赤色を愛すると云うが、我輩文明人にしても尚野蛮の域に居る所の子供は赤色を好み、段々と大きくなるに従って、色の浅いものを好むようになる、而して純白色のものを以て最も高尚なものとするのは、我輩文明人の常である、左れば染色上の嗜好より人の文野を別てば、白色若しくは水色等を愛する者は最も文化したるもので、青色だの紅色だの又は紫抔を愛するものは之に中し、緋や赤を好む者は子供か又は劣等なる地位に居るものと言うて良い、扨て是から猫は如何なる染色を好むかに就て述べるのであるが、矢張り野蛮人にも及ばぬ猫のことなれば、其好む所の色は燃ゆるが如き赤色であるらしい、併し是れは確乎としたことは言えないが、数回の調査は殆ど一致して居るから、先ず斯様に仮定するのである、我輩は平太郎と彦次郎と久子の三匹を置いて、赤い紐と、白い紐と、青の紐と此三種の異なりたる紐を出し、少しく引摺って見た、然るに其結果は何れも赤紐に来たのである、更に此通りにして第二回の調査を為したるに、又同じく何れも赤い紐に飛び着いた、第三回の調査にも矢張り赤い