후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 174,521자 · 344화면
確に大きくて多い欠点をもってはいるが、ユーゴーは、スケールがあります、統一された自身のものとして。バルザックのスケールの大さは、事象をとり集めそこにあらわれる現象を縫う博大さですが、ユーゴーは「九十三年」というものを、一まとめに全輪廓からつかまえる力量をもって居ます。彼なりであるが。そして、大変面白かったのは、「九十三年」の主人公の若いゴーヴァンによって、「九十三年」の傑物たちが、その段階では思い到ることの出来なかった生活の正義――たとえば女性の位置などについて、前進した理想をかかげている点です。バルザックは九十五年のヴァンデーを「木菟党」に扱って居ても、勝敗の渦中に秘術をつくす人的交渉のなかに全精力と智力とを傾注していて、ユーゴーのように、人類の進歩の足どりとして其の時期を見て行く性格ではなかったのね。それに、ユーゴーは、バルザックのように、ナポレオン三世の治世に、俗衆の抱いたと同じ野心で煽られず、その頃は海峡諸島の島に暮すことをよぎなくされていたのですってね。「ミゼラブル」は、その国外生活の時代の作品の由。セルバンテスにしろ、これにしろ、そのことによって宝石となり得る優秀な人々にとって流謫とは何たる深い意味をもっていることでしょう。