후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 174,521자 · 344화면
咲が自転車で或る知り合のひとにたのみに行きました。駄目という返事が今来たところです。もう一軒知り合いの手づるをたのみに行きます。もし其が駄目だったらどうしたらいいでしょう。わたしはカンシャクをやっとこらえて、折角休養したのをフイにしまいと我慢して居ります。明朝七時何分かのに乗ると上野一時十五分。それからすぐそちらへ廻るしかありません。
きのうから大丈夫か大丈夫かと云っていたのに。いつもは、何のこともなく買えていたのですって。
もしギリギリ明日の切符が買えなければ、九日から今日まで休んだことも、つまりは腹立たしいことになってしまって、全くつまらないことです。そうなればどんなにわたしはいやで、あなたもいやなお気持か、はたの想像以上ですものね。わたし達の家風は全くちがうのだから、こんな小さいことも他の家風にたよったバチでしょうか。でも、つい、何ヵ月かくらした人のいうことにたよってしまったのよ。気が気でないこと、おびただしいものです。
来るとき急にきまったので、あなたも不便そうにしていらして、いいかげんへこたれたのに、帰るに又すらりと行かなくては、もっと早くすればよかった以上ね。