후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 174,521자 · 344화면
こういう人々と並べて、というか、つづけてというか、トルストイを見ると、何だかこれ迄とちがった心持がします。近代文学のテーマの推移ということを感じます。あんな大きい「戦争と平和」ですが、真のテーマの大さというものはどういうものでしょうか。性格(主体的には自己)がモティヴとなって来ている十九世紀末以降の文学は、いつぞや云っていたように、もっともっと深く勉強されるべきですね、そこから前進するために。そして、初期のリアリストたち、或は其以前にさかのぼってみることは有益です。自分達から先の世代の文学に何が求められているかということが、一層わかるために。バルザックの作品の世界では、各性格は自身の性格への自覚と存在意義の自覚をまだもっていなくて、事件の力にふりまわされます、その人なりに。そういう形でしか性格はないから、人物は単純ね。ユーゴーは理想のために人物をつくりました。ゴーヴァン対シムールダン博士。トルストイは、「戦争と平和」にしろ、事件の大さそのものを性格と等位におき、大事件にかかわるかかわりかたのモティーヴを個々の性格においている。現実はいつもこの均衡を保ちません。