일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 374,755자 · 745화면

아오조라 문고

少なからず満足のようです。仰云った通りにしてこれもようございました。

この間のお手紙で、ユリすこしやせるかなと笑っていらしったけれど、どうも予言的中らしゅうございます。しかも、それは、ひとから見ればちっとも分らないどころか全く円いという事情故、閉口ね。いろいろでやせる次第です。

咲枝ちゃん早く赤んぼうんでくれるといいと思います。只今お医者のところへ行って留守。太郎もどっかで遊んでいて家の中はしずかです。きょうは扇子をつかっていながら、空間というものと、その空間をみたすいろいろのものについて感想しきりでした。人間が、その理性によって天体をわがものとしたということは、何というよろこびと、ほこりでしょう。直感の経験では分らない空間を、測定し、把握し、その運行をとらえたのは、何という人間らしいひろがりでしょう。空間の主人であり得るということは、時に人間のほこりであり、時に反対物でもあります。科学という名で生じることもある。

文学が、文学性という言葉でいろいろ逸脱してゆくのは意味ふかい見ものです。自分の心持を文学性という表現で通用させて。芥川賞の中里恒子は、中村武羅夫あたりが、教養の高さをしきりに云々している。