후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 374,755자 · 745화면
寿江子はいつその底にふれて、又一つの目をひらかれるでしょう。元は境遇の事情によってディレッタント風な要素でまわり道をさせられたにしろ、現在の生活事情の中でも猶音楽を忘られず、その希望で体も癒す努力をしているとすれば、やや本ものなのかもしれぬと思われます。
ゆうべ、一寸面白かった。栄さんの小説を茶の間でよんでいた。寿江子もそばにいて、私の注意する箇処を見ていて、あとで文学と音楽と随分ちがうと思った、と云う。それはそうだろう、どこをそう思ったときいたら、一つの小説として見て、私のさすところはものの感じかた描き出しかたの点で、作曲で見れば音から音へのうつりかえかたというようなもののようだが、音楽をかくのは、感じかたそのもので書くのだから、ああいう感じかたがどうこうという問題があれば土台かけないことになるんじゃないかと云っていた。私は興味を感じ、「小説だって土台は感じかたで、事柄が小説ではない。事柄に何を感じているか、それが小説たらしめる精髄だが、そういう本ものの小説以前のものは、ことを描いているだけが多い」「事でもかける、そこがちがう。ことはまるで音楽にはないのだから……」