후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,557자 · 426화면
な水圧で、あの子の体を軽くしめつけるようでした。海と遊ぶというのはああいう泳ぎ方の出来るのを見たときの言葉ですね、ひとしきり縦横に活躍して、砂地に上って来たときの好ちゃんが濡れ燦き、美しい海のしずくのしたたる手肢で、いくらかぽーとしたように暫く砂に休んでいる様子も面白く愛らしかったでしょう? あの子はそうして休むと又一しお泳ぐ面白さにひき入れられた風で一層ふかく身をおどらして行ったことね。
一遍ああいう胸もすくような男の児ぶりになってみたいとよく思ったものでした。胸のすくような、という子は見かけないものね、この頃は特にそうね、子供のスケールが変に小さくなっていて。
小さい人という溌溂として天真で、真面目なのが少いわ。大人の小形よ。合言葉でつまっていて。大人をおどろかせる子供の新鮮さというものの価値はもっと尊重され、純粋に保たるべきです。そういう点でも好ちゃんはユニークよ。皮膚の荒い人に精神の精緻な人はない、ということを昔から云いますが、それは本当かもしれないわ、好ちゃんなんかのことを思うと。
秘蔵っこの噂を程々でやめておくには、私にとってよほどの節度が入用です。