후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,557자 · 426화면
本ものの芸術の流動性、計画性、写実性、いのちのゆたかさというものについて云えば宗達をかきます。写楽って、ああいうあご長やどんぐりまなこの人顔を描いたが、犯せない気品があって堕落した後期の歌麿の、醍醐の花見の図の絵草紙的薄弱さとは比かくにならず又、偽作はどうしてもその気品を盛りこめないから面白い。あんな生き恥のような晩年の作品をのこした歌麿さえ、仕事を旺にやった頃はやはり気品が満ちています。遊女を描いてもそこに品性がありました。芸術として。芸術が稀薄になって来るとき生じる下品さは、憫然至極救いがたいものね。才能の僅少さの問題ではありませんから。いつか宗達のエハガキを手に入れて見て頂きとうございます。きっとあなたも賛成して下さいます。歌麿は余り売れて、濫作の結果、井戸を汲みつくしてしまったように消耗涸渇して、あの位晩年下らない作をつくった大天才は絵画史にも例が少い由。文学の世界には例が少くないけれども。歌麿のカマドの前で火ふき竹でふいている女とかまのふたをとろうとしてその火の煙でしかめ顔している女との二人立の絵や、髪結いと結わせている女との絵などは、頽勢期の前のもので、大変見事です。