일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごくちゅうしょうそく

獄中消息

大杉 栄

大杉 栄의 獄中消息(ごくちゅうしょうそく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,149자 · 114화면

아오조라 문고

特待になると純粋の特権階級で、一枚の布団が二枚になり、朝一回の運動が午前と午後との二回になり、さらに監房の中に机と筆と墨壷までがはいる。この上に原稿を書いて『研究』や『光』に送ることができたら、被告人生活というものもなかなかオツなものなんだけれど。

白熊、孤剣、起雲、世民の徒は、来るとすぐにこの特権階級にはいったようだ。他のものはみな平民の部に属して居る。少翁なども勉強ができぬと言って大いにコボシているそうだ。僕のところは机だけは初めから入れてくれた。たぶん特待候補者とでも言うのであったんだろう。

自分が特権階級にはいって見れば、なるほど気持の悪いこともないが、その代りに特権褫奪という恐れが始終頭に浮ぶ。紳士閥が、軍隊だとか、警察だとか、法律だとかを、五百羅漢のように並べ立てて置くのも、要するにこの特権維持に苦心した結果に過ぎないのだ。

*

折々着物についての御注意ありがとう。天にも地にもたった一枚の羽織と綿入れだもの、大切にしなくて如何しよう。ただ困るのは綻びの切れることだが、これは糸を結んで玉を作って、穴の大きくならぬようにして置く。もっとも看守さんに話をすれば針と糸とを貸して下さるのだけれど、食品口という四寸四方ばかりの小窓を開けて「看守殿お願いします、お願いします」