후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうしょうそく
獄中消息
大杉 栄
大杉 栄의 獄中消息(ごくちゅうしょうそく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,149자 · 114화면
雨でも降って少し冷えると、三、四回も便所へ通う。そして夜なぞはひどく腹が痛む。医者もまん性だろうと言うし、僕もあるいは幸徳か横田※(始め二重括弧、1-2-54)二人とも腸結核だった※(終わり二重括弧、1-2-55)のようになるのじゃないかとひどく心配していた。もっともこの四、五日は便も大ぶ具合がよし、おとといの雨にも別に変りはなかったが、うまくこれで続いてくれればいいがと祈っている。
山川等の出た日だった。さほど強い風でもなかったが、もう野分と言うのだろう、一陣の風がさらさらと音するかと思ううちに、この夏中さしわたし二尺あまりもある大きな葉の面に思うまま日光を吸うていた窓さきの桐の葉がばさばさと半分ばかり落ちてしまった。そしてその残っているのも、あるいは破れあるいは裂けて、ただ次の風を待っているだけのようだ。秋になったのだ。
病監の前のコスモスもずいぶん生え茂って、もう四、五尺のたけに延びた。さびしい秋の唯一の飾りで、かつやがては僕等を送り出す喜びの花になるだろうと、ひたすらにその咲き香うのを待っていた。
すると本月の二日、突然ここに移されて来た。