후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばくおう
獏鸚
海野 十三
海野 十三의 獏鸚(ばくおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,493자 · 33화면
――虫籠のようなマイクロホンが、まるで深淵に釣を垂れているように、あっちに一つ、こっちに一つとぶら下っている。
「見給え、あれが桐花カスミだ」
と私は帆村に主役の女優を教えた。
帆村は一向気がないような顔をして、トーキー撮影場の天井ばかり見上げていた。
「それからついでに紹介するが、あすこでルージュを使っているのが、例の三原玲子さ」
「三原玲子?」帆村は初めて眼を天井から、群衆の方に移した。「おお、あの女が……」
帆村はなにに駭いたか、私の腕をしっかり握って目を瞠った。私はその場の事情を解しかねたが、彼はどうやら玲子を前から知っていたらしい。
「おい出よう」
いま入ったばかりなのに、帆村は私を無理やりに引張って外へ連れ出した。
私はすくなからず不満だった。それを云うと、帆村は私を宥めていった。
「興奮してはいけないよ。あの三原玲子という女は、例の暁団の一味なんだ。何を隠そう、ギロンで僕に密書を渡そうとしたのは正しくあの女なんだ」
「何だって? 玲子が暁団員……」
何という意外なことだろう。人もあろうに玲子が暁団に関係しているとは。私はさっき門衛から聞き込んだことを思い合せた。