일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

げんかくさんぼう

玄鶴山房

芥川 竜之介

芥川 竜之介의 玄鶴山房(げんかくさんぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,434자 · 25화면

아오조라 문고

大晦日もそろそろ近づいた或午後、玄鶴は仰向けに横たわったなり、枕もとの甲野へ声をかけた。

「甲野さん、わしはな、久しく褌をしめたことがないから、晒し木綿を六尺買わせて下さい。」

晒し木綿を手に入れることはわざわざ近所の呉服屋へお松を買いにやるまでもなかった。

「しめるのはわしが自分でしめます。ここへ畳んで置いて行って下さい。」

玄鶴はこの褌を便りに、――この褌に縊れ死ぬことを便りにやっと短い半日を暮した。しかし床の上に起き直ることさえ人手を借りなければならぬ彼には容易にその機会も得られなかった。のみならず死はいざとなって見ると、玄鶴にもやはり恐しかった。彼は薄暗い電灯の光に黄檗の一行ものを眺めたまま、未だ生を貪らずにはいられぬ彼自身を嘲ったりした。

「甲野さん、ちょっと起して下さい。」

それはもう夜の十時頃だった。

「わしはな、これからひと眠りします。あなたも御遠慮なくお休みなすって下さい。」

甲野は妙に玄鶴を見つめ、こう素っ気ない返事をした。

「いえ、わたくしは起きております。これがわたくしの勤めでございますから。」

玄鶴は彼の計画も甲野の為に看破られたのを感じた。