후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たまとりものがたり
玉取物語
久生 十蘭
久生 十蘭의 玉取物語(たまとりものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,495자 · 19화면
かかる病なん、終にその痛むところ、蓮の花の開くがごとく壊み崩れて腐り行けば、命幾日もあらずというを聞くにも、今は幾許ならずその界に至らんと思えば、いとど安き心なし。云々とは、殿の御日記の一節であった。
閏二月のさる日(二月八日)、将軍家には典医領伊東玄朴をもって御見舞になり、翌日、奥医者並大槻俊斎と戸塚静海を遣わして蘭方の診断させた。同じ蘭方といっても、大槻は江戸仕立、戸塚は長崎仕立で、診立ての違いはあったが、少しも早く病根を摘出しなければ、生命の危殆に及ぶだろうというところでは同じであった。
ふぐり玉とは、そもいかなるものかというに、是に就いては「たあへるあなとみあ」と、※(濁点付き平仮名う、1-4-84)えさりうすの「解剖学」に精細に記述されている。即ちそれは扁平、楕円形の肉質であって、内面、外面、上端、下端、前縁、後縁を有つ。重さ、大約して十五ガラム、長さ一寸三分位、幅一寸、厚さは七分ほど也。縦軸は外前方に向い、左のふぐり玉は右よりも稍々低位にあるが通例なり。ふぐり玉の表は靱く平滑なる白色の膜にして、その下に血管膜と縦横の中隔に隔てらるる数多の葉あり。