일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだいのさじゅつ

現代の詐術

坂口 安吾

坂口 安吾의 現代の詐術(げんだいのさじゅつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,471자 · 25화면

아오조라 문고

中世に座というものが起った。猿楽座とか銀座もたぶんもとはその意味であろうが、職業組合みたいなもので、つまり自分らの権利を他からまもる同業者の徒党的結成であり、この土地は自分らの販売の縄張りというものを一方的に勝手につくって、それを侵害する他の業者を迫害する。

こう書くとまるで無頼漢の徒党と同じことで、あっちのマーケット、こっちのマーケット、みんな縄張りがある。パンパンガールにまで縄張りがある。こういう風に言うと、職業組合をヨタモノの縄張りとはと怒る人があるかも知れない。私も昔はこんな風に悪くは解釈しておらぬ。こういう中世の組合はマルクス先生の資本論という本などにも頻りに現れる言葉であるから、私も襟を正して謹聴し、かりそめにもヨタモノ的結合などゝ邪推したためしはなかった。

まったく戦争という奴は、人間ばかりじゃない、学問だの教養だの、一切合財、カミシモをぬがせてしまう。サムライも戦争になるとカミシモをぬぐけれども、サムライというヨタモノと違って、学問などゝいうものはヨタモノではない、生れながらの紳士だと考えていたから、カミシモをぬぐ筈はないと安直に思っていた。