일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだいしょうせつてんぼう

現代小説展望

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 現代小説展望(げんだいしょうせつてんぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,254자 · 70화면

아오조라 문고

右のような社会状態と思潮とは、文芸界にも新らしい見解を起させた。個人生活ばかりを対象とせずに、群集の動き、人間集団の息吹きを、直接に描きたいというのである。ゾラやハウプトマンやヴェルハーレンやホイットマンなどは、小説や戯曲や詩などの形式で、既に多少の試みをなしている。が現代に至って、最も明瞭に右のことを主張したのは、「ユナニミスム」の一派である。

総体的生活には一の意識が発生する。都市や村落はその自己を知ろうと欲する……。吾々は吾々の書物の著者ではない。吾々は単に、総括的存在が自己を表現せんがために取上げたところの、多少とも不完全な器官にすぎない。

(ジュール・ロマン)

ここにいう総体的生活とか総括的存在とかいうものは、全く個人を離れた社会的な集団的なものであって、そこではもはや個人は一つの単位とさえもならない。或る何等かの団体は固より、一つの町、一つの街路、一つの劇場にさえ、全く現実的な生きた一つの生命があり、生活があるのである。

それ故、ジュール・ロマンの小説「更生した町」では、共同便所に書かれた一寸した落書が、人々に読まれ註釈され論議されて、その影響により、今まで惰眠を貪ってた寄生的な町が、俄に活動的な生産的な町に変る。