후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにんじゅつでん
現代忍術伝
坂口 安吾의 現代忍術伝(げんだいにんじゅつでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,446자 · 155화면
なにがさて、マニ教から百万円の身代金を要求いたしておりますので、思うようにはかどりませず、長らく御不自由をおかけ致しまして、まことに申訳ございません」
神様は案外素直に俗界の話がわかったと見える。両手で格子をつかんで、
「オイ。オレを天草商事へつれて行け。早くせえ」
「ハッ。たゞ今すぐにはできませんが、追々、そのように、とりはからいます」
「早く、せえ! コラ!」
「ハ」
コワかなわじ、と、サルトルは匆々にひきさがった。長くぶらついていて魂をぬかれては大変である。
しかしサルトルはほくそえんだ。
正宗菊松が神通力を得たとは面白い。催眠術というものは、かかる人と、かからない人とあるそうだが、石川長範もマニ教の信者であるから、これも魂をぬかれる口かも知れない。さすれば悪玉かならずしも神通力に防禦力があるわけではない。別して天草商事には恨みをむすんでいる様子であるから、その一念、天草の三羽烏を金縛りにするかも知れない。
敵に機関銃あれば、我に正宗菊松を用いて魂をぬく手あり。サルトルはニヤリとした。
その十三 サルトルやや成功のこと
翌朝三名は密林の奥の阿片をうめた現場を実地検分にでかけた。