후리가나로 읽는 일본 고전
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びわこのみず
琵琶湖の水
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 琵琶湖の水(びわこのみず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,773자 · 20화면
というのは、道庁方面で、分割に反対の理由の一つとして、薪の例をひいた記事が新聞に出たのである。
薪にばかり拘泥するようであるが、何でも燃料対策の緊急措置として国有林か何かを伐って、応急的に薪の配給を最近した例があるが、そういう思い切った施策は、綜合開発だから出来たのであるという話なのである。なるほどそういうふうに、臨機の措置をとって、活きた政治が出来るものならば、綜合は大いに結構である。ところで一つ不思議なことは、せっかくのそういう臨機の措置が、人民にはちっとも響いてこないことである。その新聞記事を読んですぐ、細君にそういう配給があったのかときいてみたら、さあという返事である。何でも昨年中に、製材所から出る屑材の小さい束が二、三度配給があり、その他にそういえば細い薪が五本くらい配給があったことがありましたという。十何億円の予算の論拠として、五本の細薪が役に立つところが面白いのである。この場合十何億円とか五本とかいう数量だけを抜きにすれば、それは活きた政治ということになる。政治を活かすの殺すのというような立派な表現をしようとすると、数量的な言葉が邪魔になる場合が案外多いようである。