후리가나로 읽는 일본 고전
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びわこのみず
琵琶湖の水
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 琵琶湖の水(びわこのみず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,773자 · 20화면
こういう話をすると、軍人は実に馬鹿だったからと言う人がある。しかし大学までちゃんと出たお役人や政治家の中にも、案外これに似た人が沢山いるようである。戦争中は悪夢にうなされていたという口実がつけられたかもしれない。終戦後、しかも一年以上すぎて、もう大分落着いていい時期になっても、相変らずものごとを数量的に考えるだけの落着きをとり戻せない連中が、かなり多いようである。
札幌でも昨年から燃料問題が深刻になってきた。当局からは夏の初め頃、今冬の石炭は大丈夫配給する、道民を凍死させることは絶対にしないという声明が出た。その記事を新聞で見て、私たちはこの冬の石炭はまず諦めることにした。一かけらも配給しなくても、大抵の人は凍死はしないですむからである。
予想は不幸にして的中して、十二月末になっても、約束量の三分の一くらいしか配給はない。人々は生産や勉強どころの騒ぎではなく、燃料問題に狂奔の形である。北海道では食糧よりも燃料の方がもっと重大問題なのだから、無理もない話である。石炭は諦めるとして、薪ということになるが、それがまた統制品である。
この薪の統制というのが、実に不思議なのであるが、一昨年かに統制品となったら、その瞬間から全然なくなってしまった。