후리가나로 읽는 일본 고전
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びわこのみず
琵琶湖の水
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 琵琶湖の水(びわこのみず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,773자 · 20화면
ところが円山の原始林は、市外へ一歩出ると、すぐ三千年斧鉞のはいらない、人間以前の自然のいぶきに浸ることが出来る仙境である。この原始林の秋の紅葉の美しさを見るごとに、これを天然記念物として今日まで残してくれたわれわれの祖先の恩愛を、ひそかに思い起す人もかなりあることであろう。しかしそういう精神的の享楽などは、資本家的趣味であって「われわれ大衆を凍死から救うためには」そういう感傷に浸ってはいられないと言う人も沢山あるのであろう。そして委員会ではその後者の論が勝ったのではないかと思われる。
いよいよ実地調査ということになって、北大のT博士が立会って踏査がなされた。伐木量は五千石という話であった。五千石というのは、帳簿上では、全山の老若合わせた全木材の三分の一である。しかしいよいよ実際に伐り出すとなると、労力と賃金との関係で、細い木は伐れないから、目どおり直径一尺以上のものを選ぶのが常識である。それで全山のめぼしい木を全部伐らなければ、五千石にはならないことがわかった。ところで問題は、この五千石の薪を札幌全市の家に配給すると、一体いくらになるかという点である。