일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うりのなみだ

瓜の涙

泉 鏡花

泉 鏡花의 瓜の涙(うりのなみだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,247자 · 21화면

아오조라 문고

長閑に、静な景色であった。

と炎天に夢を見る様に、恍惚と松の梢に藤の紫を思ったのが、にわかに驚く! その次なる烏賊の芸当。

鳶職というのを思うにつけ、学生のその迫った眉はたちまち暗かった。

松野謹三、渠は去年の秋、故郷の家が焼けたにより、東京の学校を中途にして帰ったまま、学資の出途に窮するため、拳を握り、足を爪立てているのである。

いや、ただ学資ばかりではない。……その日その日の米薪さえ覚束ない生活の悪処に臨んで、――実はこの日も、朝飯を済ましたばかりなのであった。

全焼のあとで、父は煩って世を去った。――残ったのは七十に近い祖母と、十ウばかりの弟ばかり。

父は塗師職であった。

黄金無垢の金具、高蒔絵の、貴重な仏壇の修復をするのに、家に預ってあったのが火になった。その償いの一端にさえ、あらゆる身上を煙にして、なお足りないくらいで、焼あとには灰らしい灰も残らなかった。

貧乏寺の一間を借りて、墓の影法師のように日を送る。――

十日ばかり前である。

渠が寝られぬ短夜に……疲れて、寝忘れて遅く起きると、祖母の影が見えぬ……

枕頭の障子の陰に、朝の膳ごしらえが、ちゃんと出来ていたのを見て、水を浴びたように肝まで寒くした。