후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면
代って宿の主らしい五十ぐらいの男がランプを釣りに来ました。人品もそう賤しくない鼻の下に髭など生やしている中老人です。畳にしゃがみながら、七八人ほど泊っていた氷人足は三月なかばに帰ってしまったこと、スキー、スケートは四月始めで終ったこと、躑躅の季節には半月ほど早いこと、つまり今はちょうど山が一番暇な時であることを説明して行きました。
ランプの光で部屋の中は急に夕暮の気を漂わし始めました。部屋の隅に眠ていた行者風の男はむく/\と起き出し、粥の小鍋を炉の端に提げて来まして、白湯をさし、「ちょっと火にかけさしてお貰い申すだ」と、自在鈎へ釣り下げて元の隅へ戻ると、今度は笈摺に向って何やら頻りに呪文のようなことを誦しながら珠数をじゃら/\揉み鳴らしています。
手持無沙汰のあまり、わたくしは葛岡と話し出しました。
「なるほど、あんたの言ったように、先生はずいぶん変っているわね」
「だろう、それ御覧。こちらからはもう何も言い出せはしまい。だが、実を言うと、この前、僕が先生の実家で会ったときから見ると、先生はまた変っているな」
「へえ、そうなの。じゃ、どう変ったの」
「まず言えないよ」