후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면
「南鍋町の風月堂の二階の洋食といえば、もとはお店の手代衆が前垂れかけで皿を運んで来たもんだが、へえ、そうかねえ、いつからそんなボーイ姿になったのかねえ、あれも旧舗らしくてよかったものだがねえ」
むかしの話も初老前後の男女たちには何かと心慰むよすがになると見えます。
それで病がやゝ癒るにつれ、臭気止めの香水など床の枕元に撒いて、嘉六の帰りを待ちます。嘉六の話は弾みます。
嘉六が一人前の番頭になった時分、瘠我慢を張って大店の旦那衆の遊び仲間に入ったことがあった。
「柳橋の一流の芸妓の時太郎、梅竜、ぼたんなどゝいう連中も混って餓鬼大将の会というのを慥えて東京中を押し廻したものさ」
月に一度日を定めて、連中は集り、月番に当る餓鬼大将に率いられて市中所定めず遊び歩くのであった。費用は餓鬼大将の持ちの代りに会長は進退悉く彼の命令に従う規約だった。梅竜が隊長に当る月であった。十台ほどずらりと俥を並べて二三軒粋な料理屋で軽く飲んだ揚句、餓鬼大将の梅竜は吉原へ一同を引率したのであった。角海老楼という名代の青楼へ上って餓鬼大将は会長の一人々々にあいかたを宛がった。大広間に車座でひと騒ぎ、さて、めい/\あいかたの部屋へおひけということになる途端に餓鬼大将は「出発!」