후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면
それを抜けて川近くの野地で乞食の老人に呼止められました。小柄な人の好いその乞食の老人は、単なる人なつかしさの好意からわたくしに焚火で唐の薯を焼いて呉れたりしました。乞食の老人は安宅先生や園芸手の葛岡の消息に悉しくそれをわたくしに告げ知らせて呉れましたほか、わたくしに面白そうな自然の現象や乞食自体の生活に就ても話して呉れました。その中に川に近く住む乞食たちは洪水の出るのを自然の動物のように本能で窺い知り逸早く避難してしまうことや、また、川沿いの乞食たちがおよそ居を移す場合は、流れになぞえに川下へ川下へと、しなやかな水に誘われ、落鮎のようによろぼい下ることなどがございました。そのときわたくしに安宅先生や葛岡に対する心がかりがあって、これ等はほとんど耳に入らなかった事柄の話でありましたが、いまそれを思い出すところをみると潜かにわたくしの乞食の性に浸みていて執拗く覚えていたらしくあります。そしてわたくし自身の動きがその通りになって行くのでございました。どう考えてみても、この先ともに川上へ溯る気はございません。それは逆毛を撫でるように人間の気分に骨を折らします。