일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいしまんじどもえ

生死卍巴

国枝 史郎

国枝 史郎의 生死卍巴(せいしまんじどもえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 91,598자 · 182화면

아오조라 문고

で、弦四郎や、丹生川平の、郷民達に襲われて、その幾人かを切って捨て、馬を奪って大森林を駈け抜け、丹生川平に辿りつくや、覚明をはじめ浪江によって、歓迎をされ無事を祝された。郷民を切ったことなども、間違いの結果であったので、郷民の方でも怨みとは思わず、かえって気の毒がり同情した。

で、茅野雄は無事であった。

弦四郎の方はどうかというに、彼の図々しさと機智とによって、丹生川平の別天地に、依然として住居することが出来た。

「ははあさようでございましたか。宮川氏には丹生川平の長の、覚明殿の甥でござったか。とんと某存じませんでしてな、丹生川平には敵にあたる、白河戸郷の長の娘の、小枝を某奪い取り、丹生川平へ参ろうとした時、宮川氏が邪魔されたので、これはてっきり宮川氏は、白河戸郷の味方の者と思い、それで某お敵対をいたし、丹生川平の人々へも、宮川氏を討ち取るよう、差図をいたした次第でござる。それにしてもあの時は残念でござった。白河戸郷の郷民達に、半ば奪い取った小枝という娘を、奪い返されてしまいましたのでな」

これが弦四郎の弁解であった。

辻褄の合わないところはあったが、しかし確かに丹生川平のために、働いたことは事実だったので、誰もが一応受け入れて、弦四郎をして依然として、丹生川平のこの別天地へ、住ませることにしたのであった