후리가나로 읽는 일본 고전
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しんようどうき
申陽洞記
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 申陽洞記(しんようどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,175자 · 11화면
一人の女が一生懸命の声を出して叫んだ。
「怪しい者ではありません、助けてください」
他の一人の女も叫んだ。李生は刀を控えた。
「お前達は、どこからきた者だ」
「私は府城からきた者でございます」
二ばん目に叫んだ女が言った。李生は数ヶ月前にいなくなった豪家の銭という家の女のことを思いだした。その女はある夜不意にいなくなったので、銭家では大騒ぎして人をやって探さしたが、どうしても見つからなかった。そこで銭家では、もし女を見つけてきた者があれば、財産の一半を分けたうえに、女をやろうと言いだしたが、それでも女の行方が判らなかった。
「では、銭家の者か」
「そうでございます、どうか助けて、私を家へ送ってくださいますなら、どんなお礼でもいたします」
女は涙を流して言った。
「もう、心配することはない、皆連れて往ってあげる」
五六人の髭の長い老人が入ってきた。その老人の中に一人白い衣服を着た老人が混っていた。その老人が前へ出て李生に拝をした。
「私達は虚星の精でございます、もとここに住んでおりましたが、この猿どもがやってきて追い出されましたので、どうかしてそれを取り戻したいと思っているところへ、あなたがおいでくださいまして、斃してくださいましたので、今日からまたここへ帰ることができます、まことにありがとうございます、これはそのお礼