일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がひつにいきるごじゅうねん

画筆に生きる五十年

上村 松園

上村 松園의 画筆に生きる五十年(がひつにいきるごじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,936자 · 27화면

아오조라 문고

その簾には、花鳥の絵が実に麗しく、彩色してありましたので、頭にはっきり残りました。

ある年、あの簾を配して何か人物を描いてみようと思いつきました。いろいろの人物をあの記憶の簾の前に立たせて見て、もっとも心に適ったのが母子の姿でした。これが、昭和九年、帝展出品の「母子」になったのでございます。

「序の舞」

昨年(昭和十一年)、文展に出品いたしました「序の舞」は、品のよい令嬢の舞い姿を描きたいものと思って描き上げたものでございます。仕舞のもつ、古典的で優美で端然とした心持を表わしたいと思ったのでございます。そこで嫁を、京都で一番品のよい島田を結う人のところへやりまして、文金高島田を結ってもらいました。そして婚礼の時の振袖を着てもらい、いろいろな仕舞の形をさせ、スケッチいたしました。途中で、中年の令夫人にしようかとも思いましたので、早速嫁に丸髷を結ってもらい、渋い着物を着て、立ってもらったこともございました。私の謡の先生の娘さんがよく仕舞を舞われますので、いろいろな仕舞の形をしてもらって、それも、スケッチいたしました。

いよいよ令嬢で、形は序の舞のあの形と定まりましたが、扇子を持つ手一つでも、いろいろと苦心をいたします。