후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎもんのきんかい
疑問の金塊
海野 十三
海野 十三의 疑問の金塊(ぎもんのきんかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,600자 · 32화면
そして指先に唾をつけて、一枚一枚紙幣を数えていった。
「確かに千両。わしゃ、お礼の言葉がない」
「お礼は云うにゃ及ばないよ。それよか爺さん、ちょっと云って置くことがある」
「へーい」
「私が金を出したことは、誰にも云っちゃならないよ。しかしそれがためにあの建物がまだ爺さんの手にあるのだと思って、買いたいという奴が出て来たら、あの建物はいつでも返してやるから、直ぐ私のところへ相談に来なさい。いいかい爺さん」
「へーい、御親切に。だがあれを買いたいなんて物ずきは、これから先、出て来っこないよ、あんたにゃ気の毒だけれど……」
「はッはッはッ」
私は壮平爺さんを外に送りだした。老人のイソイソとした姿が、町角に隠れてしまうと、私は船会社と、東京から連れてきた身内の者とに電話を掛けた。それから外へ飛び出した。それは私が横浜に来た仕事の片をつけるためだった。
どんな仕事?
ギャング躍る
その夜はたいへん遅くなって、宿に帰った。私はなんだか身体中がムズムズするほど嬉しくなって、寝台についたけれど、一向睡れそうもなかった。とうとう給仕を起して、シャンパンを冷やして持って来させると、独酌でグイグイひっかけた。