일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らい

癩

島木 健作

島木 健作의 癩(らい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,753자 · 74화면

아오조라 문고

欝結し、欝結して今は堪えがたくなったものが、一つのはけ口を見出して迸しり出ずるそれは声なのである。人々はこの声々に潜むすべての感情を、よく汲みつくし得るであろうか。――太田はいつしかその声々の持つ個性をひとつひとつ聞きわけることができるようになった。――一九三×年、この東洋第一の大工業都市にほど近い牢獄の独房は、太田と同じような罪名の下に収容されている人間によって満たされていたのだ。太田は鍛え上げられた敏感さをもって、共犯の名をもって呼ばれる同志たちがここでも大抵一つおきの監房にいることをすぐに悟ることができた。その声のあるものは若々しい張りを持ち、あるものは太く沈欝であった。その声を通してその声の主がどこにどうしているかをも知ることが出来るのであった。時々かねて聞きおぼえのある声が消えてなくなることがある。二、三日してその声がまた、少しも変らない若々しさをもって思わざる三階の隅の方からなど聞えてくる時には、ひとりでに湧き上ってくる微笑をどうすることもできないのであった。だが、一とたび消えてついに二度とは聞かれない声もあった。その声は何処に拉し去られたのであろうか。