일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しろいみち

白い道

徳永 直

徳永 直의 白い道(しろいみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,169자 · 36화면

아오조라 문고

ガリ、ガリ、ガリッ……。金ぞくのようにかたい竹のふしは、ときどきせんをはねかえしてからすべりすると、雨だれのような汗がボト、ボトとまえに落ちる。――

せまい熊本市で、三吉も「喰いつめた」一人であった。新聞社でストライキに加わって解雇され、発電所で「労働問題演説会」を主催した一人だというので検挙され、印刷工組合の組織に参加すると、もう有名になってしまって、雇ってくれるところがなくなっていた。仲間の小野は東京へ出奔したし、いま一人の津田は福岡のゴロ新聞社にころがりこんで、ちかごろは袴をはいて歩いているという噂であった。五高の連中も新人会支部のかぎりでは活動したが、組合のことには手をださなかった。ことに高坂や長野は、学生たちを子供あつかいにした。彼らは三吉らより五つ六つ年輩でもあり、土地の顔役でもあって、普通選挙法実施の見透しがいよいよ明らかになると、露骨に彼ら流儀の「議会主義」へとすすんでいた。

「竹びしゃくなんかつくらんでも、わしが工場ではたらくがええ」

高坂がそういってくれても、三吉はゆきたくなかった。彼に雇われる以上、彼の旦那気質で、おそらく組合のことでも、対等には三吉にしゃべらせないのが眼にみえていたからだった。